1-7 品格のある夫婦生活とは

 

 

数年前、坂東眞理子さんの書いた『女性の品格』という本がベストセラーになりました。
当時はこれに便乗して『○○の品格』という本がやたらに出版されましたが、
そのものズバリの『夫婦の品格』という本もありました。

 

 

ここで使われている「品格」という言葉。
もともとは「気高さ、上品さ」とか「品位」という意味があるそうですが、
これらの本のなかでは、「らしさ」というくらいの意味で使っているようです。

 

 

男らしさ。
女らしさ。

 

 

これは、昔と今とではずいぶん違ってきていますね。
男は外に出て、家族のために汗水たらして働き、
女は家にいて、家族が帰ってこれる場所を守る。

 

 

そんな、昭和のころのような男らしさ、女らしさは、
今の時代には合わないかもしれません。

 

 

女も社会に出て、男と同じように働き、
男も家事や育児など、家の中のことをする。
それが今の時代に合ったライフスタイルですし、
それが現代の男らしさ、女らしさなのかもしれません。

 

 

 

 

…でも。

 

 

 

 

 

現代の男らしさ、女らしさという新しい価値観のために、
人間に本来備わっていたはずの「性差」が否定されようとしているのです。
男性らしい性のあり方…。
女性らしい性のあり方…。
そこまで否定してしまっても良いものでしょうか?

 

 

 

セックスレスに悩む男女の多くは、
こうした性に関わる「男らしさ」や「女らしさ」を
理解しようとしなかったり、頭から否定しようとしています。
夫婦関係がギクシャクしてしまうのは、それも大きな原因のひとつです。

 

 

それなら、いっそ「らしさ」なんていう言葉は忘れてしまえばいいのです。

 

 

ベストセラーにならって、「品格」と言い換えてみましょう。

 

 

男らしさではなく、「男性の品格」。
女らしさではなく、「女性の品格」。

 

 

ほら、言葉を換えたただけで、なんだかすごくプラスのイメージがわいてきませんか?

 

男性の品格とは、自信、やさしさ、決断力、実行力、責任感などの要素を備えています。
女性の品格とは、受容、従順、思いやり、美しさなどの要素を備えています。

 

 

品格ある男性は、家庭において「愛の主人」となり、
品格ある女性は、家庭において「愛の対象」となります。

 

 

 

 

夫に「きれいだね」とか「愛してるよ」とか言ってもらったら、
妻はどんどん美しく、もっともっと愛される存在になれるはずです。
そして、妻が「頼りにしてるわ」とか「ありがとう」とか言ってあげたら、
夫はどんどん頼もしく、もっともっとやさしく妻を愛してくれるようになるでしょう。

 

品格ある夫婦は、こうした男らしさ、女らしさによってささえられているのです。