1-6 夫婦の時間を取り戻すには

 

 

夫婦の時間は、ふたりがそれぞれ努力をすることで
はじめて実現できるものだと申し上げました。

 

 

では、妻はどんな努力をするべきなのでしょうか?

 

 

共働き夫婦の場合は、
夫も妻も勤め先というオフィシャルな時間に縛られています。

 

妻がパートであればある程度プライベートな時間の自由が利きますが、
夫のほうはそうはいきません。

 

 

最近はリストラで人員を減らし、少ない人数で以前と同じ業務を行っている職場もあります。
数年前は週に2、3日は定時で帰れたけど、今は連日残業で、休日出勤も増えた…。
そんな声もよく聞かれます。

 

 

毎晩へとへとになって帰ってくる夫に、
あなたはいつもどんなふうに接しているでしょうか。

 

 

玄関先でにっこり笑って、「おつかれさま」

 

夫の上着を受けとりながら、「遅くまでたいへんだったわね」

 

食卓で遅い夕食をとる夫の前に座り、「いつもありがとう。ゆっくり食べてね」

 

 

 

…そんな、やさしい言葉をかけてあげているでしょうか?

 

 

 

残念ながら…もし、これができている夫婦なら、
セックスレスに悩んだあげく、この教材を手に取ることもなかったでしょうね。

 

「遅くなるなら連絡ぐらいしてよ!」

 

「片付かないから、さっさと食べちゃって!」

 

「先に休むから、お風呂の栓抜くの忘れないでよ。こないだもそうだったんだから…」

 

 

……いいえ。

 

こんな言葉でも、何もいわないよりはずっとマシなのかもしれません…。

 

 

 

わたしたち夫婦の場合は、もっとひどい状態でした。

 

 

夫とは寝室も別にしていましたが、
夜遅く、ベッドの中で夫が帰ってきた気配を感じると、
わざと頭から布団をかぶって寝たふりをしていました。

 

 

夫の夕食の支度はおろか、
朝も夫が家を出る6時半過ぎまでグズグズしていて、
夫が自分でドアのカギを締める音を聞いてから飛び起きると、
大急ぎで娘と自分の朝食を支度していました。

 

 

そうまでして、夫と顔を合わさないようにしていたのです。

 

 

……今思えば、あのときのわたしは妻として、女として、最低だったと思います。

 

 

 

ただでさえ今、多くの男性は職場で厳しい立場に立たされています。
誰かに褒められたり、認められたり、感謝されたりすることは、
実社会ではほとんどありません。

 

 

会社で出世しても、あるいは事業を立ち上げて成功したとしても、
常に周囲からのプレッシャーを受け続ける日々を送っています。

 

 

そんな中で、たったひとつ安らげる場所だったはずの家庭で、
家族からもプレッシャーをかけられてしまうなんて、どれほど不幸なことでしょう!
妻が夫を軽んじれば、子どもも父親を尊敬できなくなります。

 

 

…だから。

 

せめて家庭の中では、夫を立てるようにしてあげてください。

 

何も、夫の言いなりになれというのではありません。

 

ただ、否定的な言い方をするのはやめ、いたわりと感謝を忘れずに…。

 

夫に男性としての自信を復活させ、男性本来の力を取り戻させてあげれば、

 

 

 

自然に豊かな夫婦の時間がよみがえってくるはずです。