2-6 男性のED(勃起障害)

 

 

男性の場合のセックスレス原因のうち、
もっとも多いのがこのED(勃起障害)です。

 

EDの辛さは女性には理解しづらいものですが、
思い詰めやすいタイプの男性は、EDを苦にして自殺を考えることさえあるといいますから、
その悩みには深刻なものがあります。

 

 

EDの原因について考える前に、
まず、男性の勃起のメカニズムについて簡単にご説明しましょう。

 

 

ご存じとは思いますが、男性は性的な刺激によって勃起します。

 

性的な刺激には、
視覚(女性の乳房や性器、オーガズムの表情や恥じらいのしぐさなど)
聴覚(女性のあえぎ声や息づかい、濡れた性器がたてる音など)
臭覚(女性の香水、体臭やフェロモンなど)
触覚(女性の素肌、乳房や性器などの感触)
などがあり、これらの感覚器官が受けた刺激を脳に伝達します。

 

 

すると、脳の「視床下部」という部位に刺激が伝わります。
同時に「気持ちいい」などの感情に関わる扁桃体からの神経が視床下部に接続します。

 

これらの刺激が脊髄に入り、最終的には射精中枢に伝達されます。

 

 

少々専門的になってしまいますが…。

 

 

勃起に直接関係する神経伝達物質は、ガス状の一酸化窒素(NO/nitricoxide)で、
これが海綿体に入ると、サイクリック・グアノシン1リン酸(cGMP)という物質が生成されます。

 

この物質には海綿体を促進するはたらきがあるため、血液が流入して勃起が生じます。

 

 

なお、サイクリック・グアノシン1リン酸は、男性が射精した後に分泌される
フォスフォディエステラーゼ(PDE5)という物質によって分解され、勃起は消退します。

 

このため、射精した後では勃起がおさまるというわけです。

 

 

ちなみに、EDの特効薬として知られる「バイアグラ」は、
このフォスフォディエステ-ラーゼ(PDE5)を阻害して、勃起を持続させるというものです。

 

 

医学的な見地からいえば、
男性のEDは、この一連の勃起のメカニズムにおいて、
どこかの段階で刺激の伝達がさまたげられたり、
化学物質の生成がなされなかったりした場合に起こると考えられます。

 

 

じつは、勃起に関係する神経伝達物質の正体がわかったのは
比較的最近のことで、まだじゅうぶんに研究が進んでいないところもあります。

 

その点を踏まえたうえで、

 

「なぜEDになるのか?」

 

という問題に取り組んでいきましょう。

 

 

EDを理解することは、
パートナーを精神的にも肉体的にも深く理解していくことにつながります。

 

 

【参考サイト】 徳田重男が教える絶倫マニュアル