2-5 男性の性嫌悪症 5つのタイプ

 

 

セックスがいやでいやでしかたがない…。
それが「性嫌悪症」と呼ばれる症状です。

 

 

以前は女性に特有の症状のように思われていましたが、
最近では、男性でもかなり増えてきているそうです。

 

女性の性嫌悪症は男性全般に向けられることが多いのに対し、
男性の性嫌悪症はパートナー個人との関係に限定されることが多いといいます。

 

 

 

男性の性嫌悪症には、大きく分けて次の5つのタイプがあるといわれています。

 

@ 母親と息子の関係に変化した
A 兄と妹、姉と弟の関係に変化した
B 親友同士の関係に変化した
C マスコット的な関係に変化した
D 相手を嫌いになった

 

 

このうち、もっとも多いのが@のケースです。
必ずしも妻が年上ということはなく、ふたりの関係性によるところが大きいようです。

 

妻が夫の「母親役」になってしまっていることで、
夫は妻に性的関心を抱けなくなっているのです。

 

 

いわゆる「異常性欲」については後ほど詳しく触れますが、
そのような特殊な嗜好の持ち主でない限り、
母親の裸を見たいとか、母親の性器に触れたいと思う男性は、普通はいません。
このため、母親のイメージのある妻に触れられても、
近親相姦のような気持ちになって萎えてしまうのです。

 

 

Aは、この@と、次に説明するBに近いケースです。
近親相姦のようなタブーを感じてしまうのは@と同じですが、
あまりにも親しい関係でありすぎて、愛とかセックスに正面から向き合うのが
気恥ずかしくなってしまうのです。

 

 

 

また、Bのケースでは、お互いに恥ずかしい、照れくさいという気持ちが強く、
カウンセラーなどの第三者にも相談しづらいため、症例の報告が少ないそうです。
ですから、人知れず悩んでいる…という夫婦は案外いるのかもしれません。

 

 

Cについては、妻が可愛くて可愛くてしかたがない、というケースです。
ただ、頭をなでたり、頬にキスをしたりと、恋人というよりは赤ん坊かペットのように
猫可愛がりする傾向があるため、相手を性的に意識することができず、
セックスを匂わされると敬遠してしまうのです。

 

 

@からCまでの夫婦は、セックス以外では基本的に仲のいいカップルで、
手をつないだり腕を組んだりするスキンシップにはまったく抵抗がありません。

 

 

ですから、ふたりが今の関係をお互いに納得している分には、
特に問題はないのですが…。
子づくりなどでセックスの必要に迫られ、どちらか一方が悩みはじめたときは、
なまじ仲がいいだけに、かえって辛い思いをすることがあります。

 

 

そして、Dのケース。
これは女性の性嫌悪症にも共通するものがありますが、
結婚前にはふつうにセックスができていたのに、いっしょに暮らしはじめて、
妻の知らなかった一面を見たことがきっかけになる例が多いようです。

 

 

 

たとえば、いびきをかく、おならをする、だらしない格好で部屋をうろつく…。
こうした、結婚前には見えていなかった「素顔」を知ってしまったことで、
以前のようには妻と接することができなくなり、
やがて性格や人格のアラまで鼻につくようになってしまうのです。

 

 

 

いずれにせよ、これらの性嫌悪症は多くの場合妻に対してしか発症しないため、
夫の関心は、セックスすることが可能な他の女性、
浮気相手や風俗店などに向けられてしまうことになりがちです。