2-7 セックスを拒む女性

 

 

女性がセックスを拒む場合、その原因はおもに「恐怖心」です。

 

本音は、性に対する何らかの恐怖のためにセックスを拒んでいるのですが、
この際に、言い訳として恐怖以外の理由を口にする傾向があります。

 

 

「疲れてるから…」
「明日、朝早いから…」
「今日はそんな気分じゃない…」

 

 

もちろん、本当に疲れているという場合もあるでしょう。
でも、それが何日も続くようなら、パートナーは遠からず気づくはずです。

 

 

こういうタイプの女性に多いのが、
パートナーのことは愛しているけれど、
性的なアクションや、セックスにつながると思われるボディータッチをされると、
反射的に離れたくなり、拒否してしまうという行動パターンです。

 

 

セックスを感じさせなければ、パートナーとのスキンシップには抵抗がない…
という人がいる一方で、
パートナーのことは愛しているけど、肉体的な接触はぜったいに嫌!
という人もいて、なかなか一筋縄ではいきません。

 

 

 

こうした女性とつき合うと、男性は、わけのわからない気分を味わうことになります。
セックスは性欲だけではなく、夫婦の大切なコミュニケーションだということが理解できず、
いつも話をしているようでも、本当に大事なことは話せていない。
一番身近な存在のはずなのに、ふたりの間に壁があるように男性は感じてしまうのです。

 

 

こうした女性たちが性を拒む理由には、おおむね次の4つがあります。

 

 

【性を拒む女性の理由】

 

 

@ 性的な経験が一度もない
A 性的なトラウマ体験がある
B 自己嫌悪やPTSD(心傷ストレス後遺症)
C パートナーが不潔に感じられる

 

 

 

まず@の場合ですが、好きな人に抱きしめられたりするのは嬉しいけれど、
性的なニュアンスのあるボディータッチに対しては体が拒否してしまう…というパターンです。
少女期に親から「男は危険、性はタブー」というふうに教育された人や、
厳しい校則の女子校の出身で、特に優等生だった女性などに多く見られます。

 

 

Aの場合も、少女期を過ごした環境に原因がありそうです。
父親が浮気をして何日も帰ってこないなか、母親の恨み言を聞きながら育った、とか…。
母親が再婚して、思春期の頃からずっと義理の父親から性的虐待を受けてきた、とか…。
そんな不幸な経験から、男性恐怖症になったり、
性に過剰に罪悪感を覚えてしまうというパターンです。

 

 

そしてBは、自分自身の中絶や流産、死産などの強烈な体験が原因で、
心に傷を負った女性などに多く見られるパターンです。
ついに生まれてくることなかった赤ちゃんに対する罪悪感と自己嫌悪…。
恋人や夫に妊娠を告げたとき、彼が思ったほど喜んでくれなかったとか、
中絶したときのホッとした表情などから、相手への不信感や嫌悪感を抱いてしまうのです。
もちろん、暴力的なセックス体験やレイプされた経験から恐怖症となるパターンもあります。

 

 

Cは、パートナーの浮気や風俗店通いなどが明らかになり、
相手に強い不信感や不潔感を感じて触られたくないなど、信用できなくなったパターンです。
一度でも裏切られたと思うことがあると、その後はパートナーの嫌なところばかり目につき、
触れることも嫌になってしまうのです。
この状態で何年も過ごすと、待っているのは熟年離婚などの未来です。