3-4 回避型人格障害よる「セックスレス」

 

 

20代後半から30代の男性では、
性嫌悪症とはまた違った特徴を持つ症例がみられるそうです。
パートナーと本当はセックスしたいのに、それを行動に移せないタイプです。
心理学用語では「回避型人格障害」と呼んでいます。

 

 

 

【回避型人格障害の特徴】

 

 

 @ バカにされたり拒否されるのが怖くて、恋愛や結婚などの人間関係を避ける

 

 A 好かれている確信がないと相手に近づけない

 

 B 恥をかくことを恐れ、親しい間柄でも遠慮してしまう

 

 C 批判や拒絶されることに弱い

 

 D 新しい対人関係をつくるのが苦手

 

 E 自分には長所がない、人より劣っていると思っている

 

 F 危険には近づかない

 

 

 

 

この7つの特徴のうち、4つ以上が当てはまれば「回避型人格障害」と診断されます。

 

 

ひとつひとつ見ていけばわかるように、
これは必ずしも女性との関係だけに限った話ではありません。

 

 

ただし、女性との性関係は、あらゆる人間関係の中で
もっとも濃密な、いわば究極の関係といえます。
したがって、女性との性関係の中で回避型人格障害と診断される男性の場合、
上記の7つの特徴がすべて当てはまっているケースが多いようです。

 

 

こうした男性の場合、

 

性欲は人並みにあり、マスターベーションではオーガズムを得ることもできますが、
結婚後数ヶ月から数年にわたってセックスをしていないため、
「未完成婚」などと呼ばれることもあります。

 

 

また、回避型人格障害の男性は性格的な共通項のほかに、
それまで育ってきた家庭環境や幼児体験などにも
多くの共通点が見られるのも特徴です。

 

 

 

嫌われるのが怖い

 

 

回避型人格障害とされる男性たちの場合、

 

乳児期からの親子の関係や、成長した後も母親の過干渉が続いたためなどの原因で、
人格形成にゆがみが生じているといわれています。

 

 

この男性たちの多くに共通しているのは、

 

 

@ ひとりっ子である

 

A 決められた時間にミルクで哺育された

 

B 冷たくて無機質な家庭環境で育った

 

C 母親が過干渉だった

 

D 学生生活におもしろみがなく、恋愛経験もなかった

 

E 高学歴である

 

F 専門性の高い職業

 

G 見合いでの結婚

 

 

などが挙げられます。

 

 

こうしてみると、後半の項目に関しては女性にとってなかなか魅力的な条件ですよね。

 

 

EとFからは高収入であることが想像されますし、
DやGも真面目な人柄が伝わってきます(ややオタクっぽいですけど…)。
AやBについては外から見ている分にはわかりませんし…。
ただ、@とCは「マザコン疑惑」「姑との同居」を匂わせていてマイナスですが(苦笑)。

 

 

とにかく、こんな申し分のない(?)条件を備えていながら、
この男性たちは自分に自信が持てず、
あるがままの自分を受け入れることができないのだといいます。
そのために他人と関係をつくるのが苦手で、恋愛に対しても非常に憶病なのです。

 

 

もちろん、この男性たちも女性に恋をしたり、愛する心は持っています。

 

 

でも、自分から思いを行動に移すのは怖い…。
見合いや紹介などで結婚すれば、妻を愛し、愛されたい、セックスもしたいと望んでいます。
でも、「失敗したどうしよう」「嫌われたらどうしよう」という恐怖があまりに強いので、
自分の行動に歯止めをかけてしまっているのです。